どうも、当ブログの運営者であり、実際に世界一周も経験してますエスカルゴです。

本記事では、私自身の経験も踏まえながら、「実際のところ世界一周するのにいくらかかるの?」という疑問に対して、総額内訳の相場を紹介していきます!

この記事で分かること
  • 世界一周にかかる平均的な相場
  • 世界一周のスタイル別の総額と内訳
  • 人気ルート別の費用シミュレーション
  • 世界一周の節約術

はじめに|「世界一周の費用」 ざっくり発表!

ざっくり言うと、150〜300万円が平均的な相場。
ただし、旅のスタイル(バックパッカー or ラグジュアリー)期間ルートにより大きく異なります。

(冗談ではなくでケタが変わります笑)


本記事では旅の総額費用の内訳ルート別の概算費用節約のヒントまで詳しく解説します。

※なお、旅行前にかかる費用(パスポート代や予防接種代等)は今回は省きましたのでご了承ください。


世界一周旅行の方法は大きく分けて3つ!

一言で「世界一周旅行」と言っても、その方法やスタイルは千差万別。人によって大きく異なります。

ただし方法としては、大きく分けて以下の3つと言えます。

世界一周クルーズ船

世界一周航空券

行き当たりばったりの気まま旅

このうちどれを選択するかによって費用期間移動手段等が大きく変わってきます。

ちなみに、 海路陸路・空路での旅となります。

世界一周クルーズ船にかかる費用の総額と内訳

豪華なクルーズ船で世界を回る 世界一周クルーズ船

世界一周に付き物である「移動」の時間を、のんびり過ごしたり、船内の様々な施設やアクティビティで有効活用したりできるのは大きな魅力ですよね!

また、寄港地があらかじめ決まっているので、自分で計画を立てる必要がなく、なおかつ船に乗ってさえいれば勝手に安全に世界各地に連れて行ってくれますので、その点もかなりのメリットと言えます!

一方で、察しはついているかと思いますが、空路や陸路での旅行と比べると、かなり高額になるケースが多いです。

では、世界一周クルーズ船の費用内訳を見ていきましょう。

1. クルーズ船の参加費用

世界一周クルーズ船の参加費用は、一人当たり平均300万円と言われています。

利用するクルーズ船や、部屋のグレードによっては、400万円以上したり、100万円台で乗れたりする場合もあります。

ポスター等でよく見かける「ピースボート」は190万円ほどで世界一周ができる、かなりリーズナブルなものですし、

逆にハイグレードなクルーズ船である「飛鳥Ⅱ」や「セブンシーズ・マリナー」等では、一人当たり1000万円以上かかる場合もあります。

グレードによってピンキリだと言えますね。

2. 現地の観光にかかる費用

世界一周クルーズ船は、一般的に3〜6ヶ月かけて世界の各都市をまわりながら、世界一周します。

したがって現地での観光にかかる費用や食費等はクルーズ船の費用とは別にかかります。

個人で自由に観光することも可能ですし、クルーズ船に付随しているオプショナルツアー(有料)のようなものに参加することも可能です。

いずれにせよ、平均して総額40〜80万円かかると見ておくべきでしょう。

3. 船内でかかる費用

※飛鳥Ⅱの船内の施設図

クルーズ船と聞くと、船内のサービスをすべて無料で受けられるオールインクルーシブを思い浮かべますが、意外とそうでない場合も多いです。

飛鳥Ⅱ」のようなグレードの高いクルーズ船では、オールインクルーシブが多いですが、一般的な価格帯のクルーズ船では、ソフトドリンクやアルコール類(食事中も含む)、ランドリー、船内wifiの利用料、船内サービスへのチップ代がかかります。

3〜6ヶ月も船上で過ごすわけですから、塵も積もれば山となります。もちろん過ごし方によって変わりますが、こちらも平均して総額30〜60万円が相場でしょう。

4. 世界一周クルーズの費用まとめ

以上の費用を合わせると、総額360〜440万円が平均相場になります。

やはり、飛行機での旅よりだいぶ高くつきますね。

ただ、それ以上に余りあるような、日常では経験できない船旅での充実した時間旅の安全性移動の負担の少なさを考えると、かなり魅力は大きいですね!


陸路・空路での世界一周にかかる費用の総額と内訳

続いては、 陸路・空路での世界一周です。

こちらのスタイルの方がより一般的であり、世界一周をする人の多くがこちらを選択すると思います。

理由としては、

  • 行き先期間移動手段の自由度が高い
  • クルーズ船での世界一周よりも安価

特に1つ目の理由が大きいのではないかと思います。

世界一周の醍醐味は、「死ぬまでに一度は行ってみたい!」「自分の目で見てみたい!」を実現することです。

ですから、旅の行き先や、そこに滞在する期間、ひいてはそこに向かう移動手段を自由に選択できることは陸路・空路の最大のメリットだと考えています。

では、空路・陸路での世界一周の費用の総額内訳です。


旅のタイプ別 費用総額の目安

まずはじめに、費用を大きく左右する「旅のタイプ」別に分けてざっくりと紹介します。

ちなみに今回は、世界一周する期間を6ヶ月として概算しました。

ご自身が計画している世界一周旅行が3ヶ月なら半分1年なら2倍にして考えてみてください。(あくまで目安です)

旅のタイプ費用総額(6ヶ月を想定)
節約型(ドミトリー(他旅行者と相部屋)+食事は自炊メイン)約80〜120万円
標準型(中級ホテル+時々レストランも利用)約150〜250万円
快適重視(ホテル+各地の評判レストランで食事を堪能)約300万円〜

費用の内訳

1. 航空券・交通費(25〜40%)

総額費用の中で最も割合が大きいのがこの「航空券・交通費」です。

特にやはり航空券代は高いです。旅の移動のうちどれだけ飛行機を使うかによって大きく費用が変わってきます。

とはいえ、世界一周航空券LCC(格安航空会社)を上手に使うことによって、費用は下げることは十分可能です

  • 世界一周航空券:30〜60万円
  • LCCや現地交通機関を多く利用:20〜40万円 

 +現地での移動費(鉄道・バスなど):総額10万円前後

2. 宿泊費(20〜30%)

ドミトリーは旅行者向けの相部屋型宿泊施設

「宿泊費」も全体の中で大きな割合を占めますが、金額がピンキリなのも事実。

宿泊する場所を変えることによって大幅に費用が増減します。

以下が宿泊するグレードの目安です。

  • ドミトリー:1泊1,000〜3,000円
  • 中級ホテル:1泊4,000〜8,000円
  • 高級ホテル:1泊10,000円〜30,000円
  • Airbnbでの長期滞在もコスパ良し

3. 食費(10〜20%)

アルパカ肉のステーキ(ペルー)

旅の楽しみの一つが「食事」ですよね。

特に世界一周ともなれば、世界各地の名物美味しい料理に舌鼓を打ちたい!

しかしながら、毎日評判のレストランで美味しいものばかり!では費用もかさみます。

ローカル食堂自炊を上手に組み合わせて、節約したいですね。

ちなみに、ローカル食堂や、地元のスーパーで買う食材も、新たな発見があったりしてそれはそれで面白いですよ!

  • 自炊:1食100〜300円
  • ローカル食堂:1食500〜1000円
  • 評判レストラン:1食1,500円〜3,000円

4. 観光費・アクティビティ(10〜15%)

パリのルーヴル美術館の入場料は約3,500円(2025年時点)

せっかく世界中を巡っているので、各地の世界遺産名所は訪れたいところ。

ただ世界的に有名な観光スポットは大抵入場料がかかります。

また現地のツアーに参加しないと入れない場合もあります。例えばマチュピチュは観光客が個人で入ることはできず、ガイド付きのツアーでのみ入ることができます。(遺跡保全目的かと)

また広い自然公園の中を巡ったり、例えばオーロラ観測をしたりする場合、そもそも一般人では難しい場合もよくあります。

そこはケチらず経験体験を重視するべきでしょう。だってせっかく来たのですから。

  • 世界遺産入場料(美術館、遺跡、教会、自然公園等):1カ所1,000円〜4,000円
  • アクティビティ料金(スポーツ観戦、自然レジャー等):1回3,000円〜10,000円
  • 現地ツアー料金:1回5,000円〜15,000円

5. ビザ・通信費(5〜10%)

ビザ通信費をひとまとめにしてしまいましたが、全く異なるものです。

まずビザについては、日本のパスポートは世界の中でもトップクラスに強力なので、30日以内の観光目的であれば、世界中のほとんどの国ではビザは必要ありません。

以下が渡航にビザが必要な主な国です。またビザ取得にかかる費用は国によって異なるので、ご注意ください。

  • インド
  • インドネシア
  • スリランカ
  • エジプト
  • ケニア   等

次にSIMeSIMについてです。

旅行をする上で、スマホは欠かせない道具の一つですよね。情報を入手したり道を調べたり…

いまや支払いや翻訳にも使用できます。

そんなスマホを使うためには通信が必要です。現地のホテルやレストランにはwifiが使えることが多いので、それでなんとかするという手もありますが、個人的にはSIMeSIMを入れていくことをオススメします。

いつでもどこでもスマホを使えるという安心感は何にも代え難いです。

最近は、データ無制限のものも多くあります。よく調べて契約するといいですよ!


人気ルート別・費用シミュレーション

パターン①:アジア → ヨーロッパ → 南米 → 日本(12ヶ月)

節約レベル

  • 移動費(主にLCC、鉄道、バス)+現地交通費:60万円
  • 宿泊費:50万円
  • 食費:30万円
  • 観光費など:30万円
  • 合計:約170万円

パターン②:世界一周航空券を使った都市周遊(6ヶ月)

節約レベル

  • 航空券+現地交通費:60万円
  • 宿泊費:45万円
  • 食費:20万円
  • 観光費など:25万円
  • 合計:約150万円

パターン③:短期間で効率よく世界一周(3ヶ月)

節約レベル

  • 航空券+現地交通費:50万円
  • 宿泊費:35万円
  • 食費:15万円
  • 観光費など:20万円
  • 合計:約120万円


世界一周の費用を抑えるコツ

  • 航空券はセール時期世界一周航空券を活用
  • 宿泊や食事は自分の中の最低限の水準で
  • コストの安い国(東南アジア・中南米)で長めに滞在
  • Workawayボランティア滞在で宿代を浮かせる
  • 「ここぞ」という時には出費を惜しまないバランス感覚が大切


地域別 物価一覧表

最後に世界の地域別の物価水準を紹介します。

旅をする上で物価」というのは、とても重要な指標ですからね。

ところでみなさん「ビッグマック指数」ってご存知ですか?

イギリスの経済専門誌「The Economist」が発表しているユニークな経済指標です。

マクドナルドは世界中にあり、中でもビッグマックはどの国でも売られています。世界中どこでも原材料や作り方は変わらないことから、各国でのビッグマックの価格を物価高を表す指標に使ったんですね笑

でも確かに分かりやすいですよね。

ということで参考までに各地域のビッグマック価格も載せておきます。(※2025年版)


まとめ|人生一度の旅、予算を賢く管理して夢を叶えよう!

世界一周は高そうに見えて、意外と現実的
しっかり計画すれば、誰でも手が届く夢の旅です。


あなたらしいスタイルで、一生忘れられない旅を実現してください。


当ブログでは、私エスカルゴの世界一周旅行記を載せております!

旅の参考になる部分もあったりなかったりですので、ぜひそちらもご覧ください!笑

はじめに 〜旅の概要をざっくりと〜
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