和歌山県のアドベンチャーワールドで長らく親しまれてきた4頭のジャイアントパンダ(「良浜(らうひん)」「結浜(ゆいひん)」「彩浜(さいひん)」「楓浜(ふうひん)」)が、2025年6月28日に中国に返還されることが決まり、話題になりました。



これにより、それ以降日本でジャイアントパンダを見られるのは、東京の上野動物園のみになります。
そしてその上野動物園にいる2頭の双子パンダ(シャオシャオ、レイレイ)も2026年2月20日が返還期限となっているので、新たなパンダが来ない限り、あと1年以内に日本のパンダはゼロになってしまいます。大変残念ですね。
そうなると、パンダを見るためには、海を渡って中国に行かなくてはなりません。
そこで今回は、パンダの本場である中国でパンダに会える場所をまとめました。
パンダ好きはもちろん、中国に旅行の予定がある方は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか!?
目次
”パンダの聖地”中国
パンダは中国の国宝。野生保護区から繁殖施設、都市型動物園まで、パンダに会える場所は中国全土に広がっています。この記事では、“本場”四川省の専門施設から観光に便利な施設まで、タイプ別に紹介します。
中国でパンダが見られる場所マップ

本場・四川エリア編:パンダお目当てなら、ここは外せない!
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地
- 世界最大のパンダ繁殖施設
- アクセス:成都市内から車で30分
- ポイント:赤ちゃんパンダに会える/朝早くの訪問がおすすめ
臥龍パンダ保護センター(臥龍自然保護区)
- 野生復帰訓練も行われる本格施設
- 広大な自然の中で過ごすパンダが見られる
- 自然の中にあるためアクセスがやや悪い
都江堰基地
- リハビリ、野生復帰を目的とした施設
- 市内から比較的アクセスしやすい
碧峰峡基地
- 都会の喧騒から離れた山間部にあり、静かな環境で人も少なく、リラックスした観察が可能
- 公募制のボランティアプログラムが人気
都市部でアクセス良好!観光ついでにパンダに会える動物園
北京動物園(北京市)
- 中国で初めてパンダが展示された動物園
- 都市部にあり、アクセスは抜群。人気観光地の一つ。
上海動物園(上海市)
- 中国東部最大規模の動物園
- パンダ以外にも、600種以上の動物が飼育されている。
- 混雑が少なめで、落ち着いた雰囲気でパンダ観察が可能
- 中心部からのアクセスも良好
重慶動物園
- 1955年開園の歴史ある動物園
- パンダに特化した展示が充実
- アクセスも良好
長隆香江 野生動物世界
- 130万㎡というアジア最大級の広さを誇る
- パンダの他にも460種以上の動物が飼育されている
- サファリエリアもあり、自家用車の他、無料の園内バスで見ることができる
西安動物園
- 世界中から集められた約6000頭以上の飼育数は北西部第1位
- 観覧エリアとドライブエリアがある
- 動物ショーも豊富に開催
その他にパンダが見られる動物園
さすがパンダの本場中国とあって、まだまだパンダが見られる動物園はたくさんあります。
以下の都市に旅行予定がある方は、ついでに立ち寄るのもオススメです!
- 天津動物園(天津市)
- 瀋陽森林動物園(遼寧省 瀋陽市)
- 長沙動物園(湖南省)
- 武漢動物園(湖北省)
- 昆明動物園(雲南省)
- 鄭州動物園(河南省)
- 南寧動物園(広西チワン族自治区)
タイプ別おすすめ施設まとめ
タイプ | おすすめ施設 |
---|---|
初心者・観光客 | 成都繁殖研究基地 |
自然派・本格派 | 臥龍パンダ保護センター・碧峰峡基地 |
観光ついでに立ち寄りたい | 北京・上海動物園 |
パンダだけでなく、たくさんの動物を見たい | 長隆香江 野生動物世界・西安動物園 |
Q&A・補足情報
- 赤ちゃんパンダはいつ見られる? → 夏〜秋(6〜9月)生まれが多い
- パンダの撮影はOK? → 多くの施設でOK。フラッシュは禁止
- パンダグッズは? → 成都基地の公式ショップが特に充実
パンダ豆知識
- 1日で約12〜38kgの竹を食べる
- 野生では主に四川・陝西・甘粛の山岳地帯に分布
- 赤ちゃんは出生時100g前後で、成体は100kg以上!
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