
文化やマナーが異なるヨーロッパでは、日本の常識が通用しないことも。
現地で失礼にならないために、日本人がやりがちなNG行動をチェックしておきましょう。
挨拶をしない🆖

挨拶はどの国においても基本的なマナーです。
お店に入るときや店員に話しかけるときは「Hello」や「Hi」と挨拶をしましょう。
フランスなら「Bonjour」、イタリアなら「Buongiorno」など、その国の挨拶を事前にしっかり覚えておくといいでしょう!
トイレのドアをノックする🆖

日本では、中に人がいるかどうかを確認するために、トイレのドアをノックしますが、ヨーロッパではNG行為!
トイレのドアをノックすることは、中の人を急かしている意味になってしまうため大変失礼です。
もしドアが閉まっていて、中に人がいるかどうかわからない状況の時には、静かにドアノブを回して確認するようにしましょう。
麺をすする🆖

ヨーロッパに限らず、ほとんどの外国の国では、麺をすする音は不快な音とみなされます。
日本でラーメンやそばを食べる時のように勢いよく麺をすするのは絶対にやめましょう。
基本的にはヨーロッパは、米やパン文化なので、麺を食べる機会はあまりないかもしれませんが、特にパスタなどを食べる際には気をつけましょう。
熱い食べ物をフーフーする🆖

熱い食べ物を冷ます際によくやってしまう「フーフー」も海外では不快音。
しばらく待ってから食べるか、少しずつ食べるようにしましょう。
宗教施設に軽装で訪れる🆖

ヨーロッパ旅行中に、教会や聖堂へ行く機会がきっとあるでしょう。
その際に、タンクトップ、短パン、サンダル等のあまりにも軽装で行くと、周りの人々の冷たい視線を浴びてしまいます。
教会や聖堂は、観光スポットである以前に、宗教施設ですから、敬意をもった行動を心がけましょう。
撮影禁止の場所で写真を撮る🆖

人物や宗教施設などの撮影は要注意。
無断撮影は失礼にあたる場合があります。
観光スポットであれば撮影してよいのか、人物であればその人に許可を取ってから撮影するようにします。
無断で撮影して、お金を請求される場合もあるので気をつけましょう。
ピースサインで写真を撮る🆖

日本では、写真を撮るときのポーズといえばピースサインですよね。
ですが、ヨーロッパのいくつかの国では、ピースサインは異なる意味を持ちます。
例えばイギリスでは、静的に侮辱する意味、ギリシャでは、挑発する意味になります。
向こうの人も、「観光客だから」と寛容にはなってくれると思いますが、しないほうが無難でしょう。
チップを払わない🆖

日本人が最も難しく感じる文化の一つがチップ文化です。
そもそもチップは「良いサービスをしてくれてありがとう」という意味だと思われがちですが、(そういう意味合いもある)
そうではありません!
ヨーロッパ等欧米諸国では、チップは正規の料金の一部です。
したがって極論を言ってしまうと、チップを払わない=正規の料金を払っていない
ということになり、失礼に当たります。
チップの金額ですが、ホテルなどで、荷物を運んでもらった、ベッドメイキングしてもらった場合には1〜2ドルが相場です。
レストランで食事をした場合には、料金の10〜20%の間でキリのいい数字を渡せば無難です。
ただし、予めサービス料として計上されている場合には更にチップを払う必要はありません。
詳しくはこちらの記事をご参照ください!
トイレットペーパーをトイレに流す🆖

日本では、使ったトイレットペーパーはそのままトイレに流すのが当たり前ですが、それは日本のトイレットペーパーが超優秀だから。
日本のトイレットペーパーは質が良いので、水に溶けるように作られていますが、海外の多くの国では、そうではありません。
通常、個室内にゴミ箱が置いてあり、そこに捨てます。
流すと詰まりの原因になってしまいますので、流して良いか必ず確認しましょう。
その他、国ごとにあるNG行為
レストランやカフェでの注文時に手を挙げる / ドイツ🇩🇪
「すみませ〜ん」と掌を上げて店員を呼ぶことは、ナチスを彷彿とさせるためドイツではタブーです。
店員さんを呼ぶ際には、人差し指だけを上げるようにしましょう。
14〜17時ごろに大声で騒ぐ / スペイン🇪🇸
スペインには、「シエスタ(昼寝)」という文化があり、14時〜17時ごろは静かにするのがマナー。
カフェやホテル周辺での騒ぎはNGです。
夜9時以降のシャワー音・洗濯 / スイス🇨🇭
静粛性を重視するスイスでは、夜間の生活音に非常に敏感。
宿泊先では特に注意しましょう。
カプチーノを午前11時以降に頼む / イタリア🇮🇹
これはNG行為というわけではありませんが、これをすると観光客感がでます。
イタリア人にとってカプチーノは朝の飲み物。したがって昼以降に頼むことはしません。
まとめ
日本とヨーロッパでは文化や常識が大きく異なります。
事前にマナーやタブーを学んでおくことで、現地でのトラブルを避け、より豊かな旅の思い出を作ることができます。
スマートな旅行者を目指しましょう!